砂時計の気まぐれ倉庫

過去にどこかに書いた文章の気まぐれな再録が中心です。

謎の憎悪

(2006年4月11日にアップしたmixi日記の再録です)

 うちの家族と血の繋がりは無いが一時期同居していた、ある母親と幼い娘の話。 

 最初のうちはごく普通の親子だったのだが、ある時を境に、その関係に変化が起こった。 
 母親があからさまに娘を疎んじるようになったのだ。 
 暴力をふるうわけでも怒鳴りつけるわけでもないのだが、甘えて寄ってくる娘に対し、怒りとも憎しみともつかない態度を表に出して拒絶する。 
 最初は一時的なものだと思っていた。が、母親のその態度はどんどんエスカレートし、娘には見向きもせず、同じ部屋にいることさえ嫌がるようになった。 
 関係改善を図るべく、自分も母親の真意を探ろうと努めたのだが、全く掴みどころが無い。見ていた限りでは子育てのストレスがあったとも思えず、娘が気に障るような言動をした様子も窺えなかった。 
 そして、うちの家族とは良好な仲だったにもかかわらず、娘を嫌がるあまりに、その母親は突然家を出ていってしまった。 

 娘は取り残される形になってしまったが、うちの家族みんなに懐いていて可愛がられていたこともあってか、寂しそうな素振りを見せることは無かった。 
  
 一度、母親がふらりと舞い戻ってきたことがある。控えめな態度で玄関に姿を見せた彼女。こちらとしては喜んで迎え入れるつもりだったのだが、そこに娘が顔を出して対面した途端、激しい怒りを顔に浮き上がらせ、プイッと出ていってしまった。 
 その時の、とまどいと寂しさと悲しみが入り混じった娘の表情が忘れられない。 

 その後、外出先でその母親を見かけたことがあったのだが、こちらが近づこうとすると逃げるようにその場を立ち去り、姿を消してしまった。 
  
 そして、彼女は消息を絶った。 

 今でも不思議に思う。あの母親の娘に対する憎悪の理由とは一体何だったのだろう。 

 母親が失踪して二年ほど経ったある日、娘は車に轢かれて死んでしまった。 
  
 それ以来、うちでは猫は飼っていない。 

森のくまさんの謎

(2006年2月15日にアップしたmixi日記の再録です)

 ある日 森の中 くまさんに 出会った 
 花咲く森の道 くまさんに出会った 
  
 くまさんの 言うことにゃ お嬢さん お逃げなさい 
 スタコラサッササノサ スタコラサッササノサ 

 ところが くまさんが あとから ついてくる 
 トコトコトコトコと トコトコトコトコと 

 お嬢さん お待ちなさい ちょっと 落とし物 
 白い貝がらの 小さなイヤリング 

 あらくまさん ありがとう お礼に 歌いましょう 
 ラララ ラララララ ラララ ラララララ 


くまは何故娘に「お逃げなさい」と言ったのだろうか? 
落とし物をわざわざ届けるくま。お礼に歌う娘。 
両者の友好的な態度からみて、くまが娘を襲おうとしていたわけではなさそうだ。では何故?  何から逃げろと言っていたのか?

その答は歌い出しの歌詞の中に隠されていた。 

ある日 
森の中  
くまさんに  
出会った 

それぞれの行の頭の二文字を抜き出すと 
「ある森のくま出会」 

これをかなにして並び替えることで、一つの文が浮かび上がる。 
「あくまのもりである」――「悪魔の森である」 

“この森には悪魔が棲んでいる。早く立ち去ったほうがいい” 

くまは娘にそう忠告していたのだ。

角川文庫「金田一耕助ファイル」の改変について

2002年05月28日 17時40分50秒 投稿:砂時計 

前の書きこみで触れた「金田一耕助ファイル」について。長くなりますが御容赦を(引用に問題がありましたら御指摘下さい)。 

六年前、角川文庫の横溝作品の新版を書店で初めて見た時に感じたのは失望でした。 
表紙絵の縮小。解説の削除。「金田一耕助ファイル」と銘打っておきながら二十冊だけ。年代順に並べたわけでもないので、ファイル1、ファイル2……というナンバリングにも意味を感じない。 
マイナス面ばかりが目について、その中でも許せないと思ったのが章立てでした。 
例えば、全部で何十章かの長編を、更に幾つかの章に分けて第一章、第二章と勝手な章立てを行った作品があるんです(なぜか長編全てがそうなっているわけではない)。 
これは、この文庫新版の四ヵ月前、映画化に合わせて角川書店から発売されたハードカバー版『八つ墓村』もそうでした(こちらは奥付けのページに、著作権継承者の了解を得た上で章立てを行った旨の記載あり)。 

自分で気がついたのはそこまで。 
「本書中には、今日の人権擁護の見地に照らして、不当・不適切と思われる語句や表現がありますが、作品発表当時の時代的背景と文学性を考え合わせ、著作権継承者の了解を得た上で、一部を編集部の責任において改めるにとどめました」という文章が二十冊全ての巻末に付いているのは「どういうこと?」と思い、また巻頭に「本文デザイン」という見慣れない言葉と共にスタッフ名が記されているのを奇異に感じたりもしたんですが、この時点では本文の改竄の実状を知りませんでした。 

翌年、『ミステリマガジン』の書評ページで小森収氏が本文の書き替えについて言及しているのを目にし、更に詳しく書いたという『本の窓』('97年5月号)の連載コラム「ミステリー古典名作」を読んで愕然。 

「改変の是非を問う」と題されたこの文章で、小森氏は『獄門島』の旧版と新版を比較した結果を書いているんですが、それは「文字遣いに関して、全面改訂と言っていいほどの、大幅な書き替え」だったそうです。 
しかも、いわゆる差別用語の言い換えは三箇所だけで、「あとは、漢字を開いたり、あるいは逆にかなを漢字にしたり、おくりがなをおくったり取ったりと、それらに伴う統一で、人権問題とは関係がなく、その量は、ほぼ全ページに数箇所以上という膨大なもの」とのこと。 

そして、その直しはていねいとは言えないと小森氏は指摘し、以下の例を挙げています。 
・空咳を開くのに、からせき、からぜきとまちまち 
・雑俳のルビが「ざつはい」 
・瀬戸内の島の人間の台詞なのに「こうゆうて参りました」を「こう言ってまいりました」に直している 
・意味もなく、言葉、謎、膝といった漢字をかなに直している 
・「ブラ下がる」という表現が嫌いらしく、必ず「ぶらさがる」にしている 
・その一方で、「誤魔化して」は「ゴマ化して」の方がいいと考えているらしい 

中には、あて字やミスの訂正もあると認めた上で、大多数の改変部分は必要と思えないと小森氏は書き、最後にこうまとめています。 

「 仮に一歩譲って、必要な改変だったとして、ならば、なぜ、横溝正史の生前に、書き直しを依頼しなかったのか。著者の死後、人権問題を隠れ蓑に、勝手に文章をいじるのは、フェアと言えまい。「吾輩」は「我が輩」に直されているが、著作権継承者のオーケーがあれば、夏目漱石の『吾輩は猫である』を『我が輩は猫である』にしてもいいと、角川文庫は考えているのだろうか。 
こうしたことが通るのなら、現在角川文庫に作品の入っている作家は、誰でも、死後、同じめにあう可能性があるということだ。これは問題であると私は思う。」 

このコラムには『獄門島』のことしか書かれていませんでしたが、そのすぐあと、書店で新旧両方があった『三つ首塔』を比べてみて早速一ページ目で違いを確認、そして「もしかして“本文デザイン”って、このことなのか?」と思いました。 

それから三年後、角川ホラー文庫から出た『トランプ台上の首』巻末に付けられた文章には「……底本どおりとしました」とあったので、角川文庫も方針を変えたかと思い、生誕百年記念として発売された今回の新装版にも期待していたんですが……。 

表紙を新しくしてのフェア開催に、これを機会に新しい読者が増えたらいいなあ、という思いもあるので、今はかなり複雑な心境です。 

【以上、ある掲示板への書きこみ】 

 その後、元々の角川文庫の横溝作品の文章自体、角川春樹氏の意向でバンバン漢字を開いてかなにしたりしていたことを知るわけですが……。 

 角川横溝は、光文社文庫の乱歩全集みたいな感じでテキストを見直して新編纂で全集として出し直してほしいな……杉本一文氏の表紙絵(バージョン違いの絵は巻頭カラーページで全て収録)で。

金田一耕助vs金田一耕助(妄想)

(2006年12月22日にアップしたmixi日記の再録です)

 市川監督のリメイク版『犬神家の一族』で金田一耕助役の石坂浩二さんの顔を見ていて「誰かに似てるんだけど、誰かなあ……」と考えこんだあとで気づいた。「武田鉄矢さんだ……」。それぞれの若い頃は似ても似つかないのになあ。

 原作の金田一同様、年齢を重ねても若さを保ち続ける石坂さんは『病院坂の首縊りの家』を最後にスッパリと金田一役をやめ(たしかBSのアガサ・クリスティー生誕百年の特番に金田一の扮装で出演したことがあったと思うけどそれくらいか)、それとは対照的にどんどん中年の渋さを増して原作の万年青年・金田一のイメージとはかけ離れてゆく古谷一行さんがいつまでも金田一役を続けていることに皮肉を感じていた長い年月。

 その石坂さんも流石に今の年齢だと老いを外見に滲ませるようになったんだなあ、と感慨深いものがあったりする。

 でも今のほうがいい意味で俗っぽさが感じられて原作のイメージに近いような気も。

 さて―。

 これまでに多くの俳優が金田一耕助を演じてきたけれど、石坂浩二古谷一行の二人は別格。

 こうして石坂さんが金田一として復活した今、自分の中でふつふつと沸き上がってくる思いがある。

 石坂金田一と古谷金田一の競演が見たい。

(以下、しょーもない妄想が続きますのでテキトーに読み流してください)

 パラレルワールドに存在し、それぞれの世界で多くの難事件を解決してきた二人の金田一耕助が、突然第三の世界に迷い込み、バッタリと出会う。

 その世界の獄門島にある八つ墓村の犬神家ではフルートの音色とともに手毬唄に見立てた連続殺人が。

 錯綜する人間関係。複雑怪奇な謎の数々。

 そして二人は、このウルトラ難事件を解決することが、元の世界に戻るためのたった一つの方法であることを知る。

 捜査をともにする中で培われてゆく自分同士の奇妙な友情。

 やがてあまりにも意外な真相の解明によって事件は終わりをつげ、二人はそれぞれの世界へと帰ってゆく―。

『もう一人の金田一耕助君。きみと出会えて良かったよ。

 ぼくはこれまでずっと、自分は事件を解決するしか能のない人間だと思ってた。犯罪が起こらなければ存在価値のない、他人の悲劇があって初めて生きがいを見つけられる浅ましい存在なのだと。

 むずかしい謎を解きほぐす自分の能力に誇りを感じる一方で、どうしてもその思いがまとわりついて離れなかった。

 でも、ぼくの鏡であるきみを見ていて分かったんだ。

 事件の只中で傷ついた多くの人たちにとって、ひょっとしたら、ぼくの存在そのものが、一片の救いになっていたんじゃないだろうか、ってね。おこがましい考えかもしれないが、そうに違いないと今は思えるんだ。

 事件が終わるたびにどうしようもない自己嫌悪に襲われてきたけれど、今、ぼくの心は今日のこの空のように晴れ渡っている。

 ぼくらはまた互いの世界で頭を掻き回し、袴の裾をひるがえして駆けずりながら、いくつもの事件を解決していくんだろうね、これからもずっと。

 ねえ、そっちの空は晴れているかい』

(↑なんかワケのわかんない妄想が暴走中)

・今日のつぶやき(敬称略)……

加藤武のコメディ・リリーフにジャイアント馬場のプロレスの面影を見た……「よし、わかった!」はさしずめ十六文キックか……『週刊文春』の阿川佐和子対談での石坂浩二の話によると市川監督は出演者に「セリフが速い。もっとゆっくり」と指示を出してたそうだけど、加藤・大滝の二人はもっと速いくらいでちょうど良かったんじゃないかという気も……

上杉達也と新田明男、出会いの「推理」本棚

 以下の文章は9年前に、自分が管理している掲示板に書いたものです。

(2005年10月1日の書きこみより)

さて、あだち充『タッチ』の中に印象的な本屋の中のシーンがあります。

「推理」の棚から江戸川乱歩『孤島の鬼』を抜き取ろうと二人が同時に指をかける――これが、主人公・達也とライバル・新田明男の最初の出会いなんですね。

単行本を買ったのを機に、その段にどんな本が並んでいたのか整理してみたい気持ちが沸いてきたので、ここで書き出してみたいと思います。

これらの本は2コマにわたって描かれてまして、すべての書名・作者名が見えているわけではないんですが、特定・推定できる部分は補い、誤字・脱字と思われる部分は修正しました(カッコでくくっているのが補った部分です)。

・人喰いの夜  島田(一男)

・顔のない女  長谷川(公之)

・魔の伝言板  長谷川(公之)

・血液型の秘密  (長谷川公之)

・深夜便一三〇列車  (長谷川公之)

・七人の追跡者  (長谷川公之)

・黒い作戦  樫原一(郎)

・二人が消えた夜  富(島健夫)

・幻の広告  黒岩(重吾)

・巨人商社  邦光史(郎)

・黒百合の宿  水上勉

・社外極秘  邦光史郎

・黒の連鎖反応  邦光史(郎)

・腐った太陽  黒岩重吾

・黒の捜査  佐賀潜

・孤島の鬼  江戸川乱歩

・蜘蛛男  江戸川乱歩

・(魔)術師  江戸川乱歩

・( ? )鬼  江戸川乱歩

・妖(虫)  江戸(川乱歩)

・青い枯(葉  黒岩重吾

・四つの終止符  (西村京太郎)

・死を呼ぶクイズ  (幾瀬勝彬) 

・ひまわり娘  (源氏鶏太

・鉄鎖殺人事件  (浜尾四郎

・上を見るな  島田(一男)

・殺人名簿  島田一男

若狭湾の惨劇  水上(勉)

・赤い血 黒い血  佐賀(潜)

・ホープさん  源氏(鶏太)

『( ? )鬼』は『吸血鬼』『白髪鬼』『緑衣の鬼』のどれかだと思うんですが特定できず。

上記の本が並んでいる段の一つ上の段には、作者名の最後が「史」の本が三冊ほど確認できるんですが、これは横溝正史かな。

乱歩の他は『鉄鎖殺人事件』『上を見るな』しか読んだことないなあ。

このセレクトって、あだち先生ご本人の趣味なのかどうかが気になったりして。

(2005年10月5日の書きこみより)

あれがアシスタントじゃなく作者本人のセレクトだとして、考えられるのは

1.あだち氏は春陽文庫を集めていた。

2.乱歩作品は持っているが(わざわざ『孤島の鬼』を選んだところを見るとこだわりがありそうなので)、他は巻末のリストから抜き出して書いた。

の二つのケースでしょうかねえ。

春の刑事・探偵まつり2013

 既に始まっているものもあって、今頃……な感じもありますが、今期の地上派の連続ドラマで刑事・探偵ものやそれに類するものをまとめてみました(食べ物がメインでも刑事ものは刑事ものw)。
 順番は放映スタート順、曜日・時間は東京キー局基準です。
 木曜夜9時はどっちを観ればいいのか……。


『めしばな刑事タチバナ』 4月10日スタート
テレビ東京 毎週水曜午後11時58分~
原作/坂戸佐兵衛原作・旅井とり作画 『めしばな刑事タチバナ』 (徳間書店
脚本/田口佳宏 小峯裕之
監督/宝来忠昭
出演/佐藤二朗 小沢仁志 河西智美 鈴木身来 間宮夕貴 佐々木心音 梅垣義明 温水洋一 ほか
「胃袋を刺激する、驚異の夜食刑事ドラマ!」
「2010年12月より『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)で
絶賛連載中の料理・グルメ漫画『めしばな刑事
タチバナ』(原作・坂戸佐兵衛、作画・旅井とり)。

城西署の刑事である立花が、牛丼やカップ焼きそばなど
B級・C級グルメについて熱く語りまくるというスタイル
と、質量ともに圧倒的なグルメ薀蓄が、目の肥えた読者
からの支持を集め、新しい異色グルメマンガとして話題沸騰!

第1回週プレマンガデミー賞2011 第1位
TV Bros.ブロスコミックアワード2011 
     グルメマンガ部門 第1位
このマンガがすごい!2012 オトコ編 第9位

など、マンガ賞ランキング赤丸急上昇中!
そんな大注目のグルメマンガ『めしばな刑事タチバナ』を
実写ドラマ化します!!」
(公式サイトより)


『お天気お姉さん』 4月12日スタート
テレビ朝日 毎週金曜午後11時15分~
脚本/大石静
演出/片山修 田村直己 植田尚
出演/武井咲 大倉忠義 佐々木希 笛木優子 丸山智己 壇蜜 内藤理沙 野村麻純 高知東生 佐々木蔵之介 川島潤哉 野間口徹 近江谷太朗 梅舟惟永 西田奈津美 鈴木伸之 河野直樹 ほか
「その「気象トリック」、私なら解けます。」
「 近年、ゲリラ豪雨や竜巻、超大型台風や大雪など、さまざまな異常気象が頻発しています。みなさんの天気への関心も日々高まり、もはや現代を生き抜くためには“天気”には無関心でいられなくなっているのではないでしょうか。
 金曜ナイトドラマ『お天気お姉さん』はそんな“天気”の要素をミステリーの世界に取り入れた、新感覚の謎解きドラマなのです!

 主演に武井咲さん、そして共演には関ジャニ∞大倉忠義さん、佐々木希さん、佐々木蔵之介さんなど豪華なキャストが集結!
 朝の情報番組の“お天気お姉さん”なのに、ものすごく無愛想。天才気象予報士なのに、ニックネームは”爆弾低気圧女”。お天気以外の『予測でき ないもの』は嫌い――。武井さん演じる気象予報士・安倍晴子が幅広い天気の知識を駆使して警察とは違う視点で事件を解決に導いていきます。
 そしてそんな晴子とともに事件解決に挑む、ゆとり世代の刑事・青木豪太とお天気お姉さんウォッチャーの監察医・三雲三平。晴子の存在に脅威を感じる看板女性アナウンサーの橋本茜。
 個性豊かな登場人物たちの誕生とともに、新しい謎解きの扉が開きます!」
(公式サイトより)


『確証~警視庁捜査3課』 4月15日スタート
TBS 毎週月曜午後8時~
原作/今野敏 『確証』 (双葉社
脚本/森下直
演出/吉田健 竹村謙太郎 北川雅一
出演/高橋克実 榮倉奈々 設楽統(バナナマン) 山本龍二 柳下大 黒川智花 西尾まり 鷲尾真知子 松田悟志 中村靖日 泉谷しげる 中嶋朋子 角野卓造 飯沼千恵子 ほか
「犯罪の職人(技術+プライド) VS 捜査3課(知識+経験) VS 捜査1課(エリート+流儀)――ここにはプロフェッショナルな戦いがある。」
高橋克実×榮倉奈々の新刑事コンビが誕生!
盗犯専門刑事VS窃盗犯 プロVSプロの頭脳戦
今野敏原作で本格刑事ドラマの新たな歴史が幕を開ける!!


TBSでは、4月期の月曜日よる8時枠で高橋克実×榮倉奈々の新刑事コンビによる『確証~警視庁捜査3課』を放送します。今や一つのジャンルとし て確立された警察小説ミステリーですが、今作は、そのブームを牽引している第一人者・今野敏の「確証」(双葉社)が原作の刑事ドラマ。
刑事ドラマといえば、殺人や傷害などを扱う捜査1課が舞台となることが多いですが、今回のドラマの舞台は「警視庁捜査3課」、窃盗を扱う部署で す。実際に起こる刑法犯罪の7割は窃盗といわれ、犯人は窃盗のプロであることがほとんど。そんなプロたちと対決するのが、捜査3課のプロフェッショナルな 盗犯専門刑事たち。プロのトリックを見破り、事件の動機や犯人の意図を推し量って捜査に繋げる…事件を解決するためには“知識と経験”がモノをいう世界。 捜査本部の誰もが無意味な捜査と決め付ける中で、主人公刑事たちは地道に聞き込みや張り込みを続け、事件に対する独自のアウトラインを描き推理し、捜査3 課が担当する事案ではない殺人事件などの難事件までも、鮮やかに解決に導いていきます。エリート集団であり花形部署である捜査1課とお互いのプライドをか けて対立し、その鼻をあかしていく過程も大きな見どころです。

主人公は二人の刑事コンビ。盗犯捜査のベテラン刑事・萩尾秀一を演じるのは高橋克実。萩尾は長年捜査3課に所属し、その知識と経験を生かして事件 を解決に導きます。キャリアも長く数々のドラマに出演し、カタい役からやわらかい役まで幅広く演じている高橋の、民放の連続ドラマ初主演となる作品です。 また、萩尾の相棒刑事となるのが、榮倉奈々が演じるもう1人の主人公・武田秋穂。情熱的で優秀な武田は“花の”捜査1課志望でしたが、萩尾の相棒として、 後輩として、彼の知識や経験を自分のものにしようと努力し成長していきます。
親子ほど歳の違う51歳の高橋と25歳の榮倉。果たしてどのようなコンビになるのか!? そのほかの出演者には、捜査1課の刑事としてバナナマンの設楽統、捜査1課課長として角野卓造が出演。 プロ対プロの頭脳戦! プライドをかけた戦い!! 新たな刑事コンビが、刑事ドラマの新たな歴史の幕を開けます!!!」
(公式サイトより)


『ガリレオ』 4月15日スタート (※リンク先の公式サイト、読み込み中にサウンドをオフにしないと音が出ます)
フジテレビ 毎週月曜午後9時~
原作/東野圭吾 『ガリレオの苦悩』 『聖女の救済』 『虚像の道化師 ガリレオ7』 『禁断の魔術 ガリレオ8』 (文藝春秋
脚本/福田靖
演出/西坂瑞城 澤田鎌作
出演/福山雅治 吉高由里子 澤部佑(ハライチ) 柴咲コウ 北村一輝 渡辺いっけい 今井隆文 タモト清嵐 小野塚勇人 逢沢りな 吉倉あおい ほか
「超人気連続ドラマ『ガリレオ』の続編決定!
主演福山雅治&ニューヒロイン吉高由里子が初共演!」

『ガリレオ』が5年半ぶりに復活!

 福山雅治主演で、2007年10月期の月9枠で高視聴率を獲得し、人気を博した連続ドラマ『ガリレオ』の続編が決定!4月期の月9枠で放送される。福山の民放の連続ドラマ主演は前回の『ガリレオ』以来およそ6年ぶりとなる。
 既報通り2013年夏には映画「真夏の方程式」公開も決定しており、連続ドラマ&映画で天才・福山ガリレオに会えるという「ガリレオ」ファンにはたまらない春夏となる!

 累計発行部数は驚異の950万部を突破した東野圭吾原作の「ガリレオ」シリーズ、その原点ともいうべき短編小説集「探偵ガリレオ」「予知夢」 (ともに文藝春秋刊)が、前回の連続ドラマでは描かれたが、今回は「ガリレオの苦悩」「聖女の救済」「虚像の道化師 ガリレオ7」「禁断の魔術 ガリレオ 8」をドラマ化。
 主演・福山雅治演じるガリレオこと天才物理学者の湯川学は、容姿端麗でスポーツ万能、そして頭脳明晰とまさに非の打ちどころなしだが、一方で子 ども嫌いで理屈屋といった面を持ち合わせ、まわりから“変人ガリレオ”と呼ばれる…。この強烈な主人公のキャラクターが、『ガリレオ』の大きな魅力となっ ている。果たして今回は、超常現象のような不思議な事件を、その明晰な頭脳でどのように解析し解決していくのか?

新ヒロインは吉高由里子

 そして今回新たに湯川の相棒となるのは吉高由里子演じる岸谷美砂。彼女の役どころは原作にはないオリジナルキャラクター。警視庁捜査一課の女性 刑事で、個性が強くデキる女を全面に出すSキャラを演じる。初共演となる福山雅治と吉高由里子の“新生ガリレオ”が怪事件に挑んでいく。
 一方前回、新人女性刑事として湯川の相棒となり、原作とは違った絶妙なスパイスを加えた柴咲コウ演じる内海薫は岸谷美砂に任務を引き継ぐ形に。全ては内海も登場する第1話で明かされることとなる!」
「『ガリレオ』 - とれたてフジテレビ」より)


『遺留捜査』 4月17日スタート
テレビ朝日 毎週水曜午後9時~
脚本/大石哲也 池上純哉 ほか
監督/長谷川康 七髙剛
出演/上川隆也 斉藤由貴 八嶋智人 岡田義徳 正名僕蔵 眞島秀和 波岡一喜 甲本雅裕 西村雅彦 三宅裕司 ほか
「春。第三章、始動。
遺留品が語る、三分の真実。」

上川隆也主演・泣ける刑事ドラマ『遺留捜査』、待望の第3シリーズに突入!
「遺留品」に込められた最後のメッセージに耳を傾け、
被害者の本当の想いと事件の真相に迫る刑事・糸村聡――
あの風変り刑事が7カ月ぶりに帰ってきた!!


事件現場に残された「遺留品」、被害者が持つ「被害品」から声なき遺体が訴えたかったメッセージを読み取って代弁。
事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う刑事・糸村聡(上川隆也)は持ち前の優しさに溢れた行動、そして周囲の人々を翻弄する“超マイペースで空気を読まない不思議キャラ”で、2011年放送の第1シリーズ以来、視聴者に愛され続けてきた。
そんな糸村が2013年春、再びハートフルな捜査を開始する!

2012年放送の第2シリーズと同様、舞台は月島中央署。
前シリーズでは糸村の変人ぶりに困惑しつつも、 少しずつチームワークを築き上げてきた月島中央署の面々だが、最新シリーズではまたも異変が…!?
なんと警視庁捜査一課から、糸村の捜査方法に嫌悪感を露わにする“裏の顔を持つ曲者警部補”森田宗介(西村雅彦)が派遣されてくるのだ!
さらに、第1シリーズにも登場した捜査一課時代の糸村の部下・横山恵一(波岡一喜)も、まるで糸村を追うかのように月島中央署に異動してくる。

果たして、糸村は新たな仲間たち、そして斉藤由貴三宅裕司らおなじみのキャスト陣が演じる従来の仲間たちと心を通わせ合い、ひとつになることができるのか!?

従来の“犯人探しドラマ”とは一線を画す泣ける刑事ドラマ『遺留捜査』。
小田和正が本作のために書き下ろした豪華主題歌とともに幕を開ける最新シリーズにどこまでも心を震わせてほしい――」
(公式サイトより)


『ダブルス~二人の刑事』 4月18日スタート
テレビ朝日 毎週木曜午後9時~
脚本/尾崎将也
演出/塚本連平 常廣丈太 小松隆志
出演/伊藤英明 坂口憲二 夏菜 内田有紀 近藤芳正 室井滋 杉本哲太 平泉成 橋爪功 山口大地 林丹丹 長谷川朝晴 堀部圭亮 井坂俊哉 永江祐貴 森岡豊 三浦葵 椎名美澄 風見しんご ほか
「容疑:俺達を怒らせた。」
「 このドラマの舞台は、凶悪犯罪の頻発する街・新宿。1日70万人以上が行き交う新 宿駅、都庁を構える西新宿ビル群、日本一の繁華街・歌舞伎町など、国際都市の中枢部を抱え、全国一忙しく厳しいといわれる新宿中央署。その管内では殺人、 強盗、強姦、誘拐、立てこもり…などなど、多種多様の犯罪が毎日のように起こっています。

多発する犯罪に対処するべく新宿中央署に新設された「刑事課特殊係」。「何事もゼロベースから見直す」が口癖の前川署長(橋爪功)の肝入りで作ら れたことから「0係」とも呼ばれています。しかしその一方で、署長が対外的に努力している姿勢を見せるために作っただけ、よって期待値はゼロ、という意味 から「0係」になったという噂も……。

そんな「0係」に山下刑事(伊藤英明)と田代刑事(坂口憲二)の二人が赴任してくるところからストーリーは始まります。タイプの異なる二人は事件 が起こるたびに衝突しますが、悪を憎み正義を愛する心は同じ。時に激しいアクションで体を張りながら、最後は見事なコンビネーションで犯人を捕まえる二 人。ぶつかり合うアツい気持ち、その中から芽生える友情、そして彼らを取り巻く人たちとの絆……。

アクション、サスペンス、ヒューマン……さまざまな要素がたっぷり詰まった最上級のエンターテイメントドラマにどうぞご期待下さい!」
(公式サイトより)


『潜入探偵トカゲ』 4月18日スタート
TBS 毎週木曜午後9時~
脚本/橋本裕志
演出/石井康晴 坪井敏雄 ほか
出演/松田翔太 松岡昌宏 蓮佛美沙子 ミムラ 山本涼介 君嶋麻耶 君野夢真 光石研 吹越満 遠藤憲一 伊東四朗 ほか
「潜入探偵は
あなたの隣にも
潜んでいる――。」

超人的な記憶力をもつ名探偵が
強気な助手と共にあらゆる現場に潜入し、次々に事件を解決!!
ただしその探偵・・・性格に難あり。
新たな探偵物語が遂にスタート!!


警視庁の刑事は、特殊なケースを除き、原則的に潜入捜査は許されていない。だが、難事件解決の為、捜査一課の密命で潜入捜査を請け負う私立探偵と 助手がいた。これは、並外れた記憶力を武器に難事件に立ち向かうちょっと奇妙な名探偵と、彼に振り回されながらも愛情を持ってアシストするタフでキュート な助手とのコンビが送る、新しい探偵物語である。

『華麗なる一族』『獣医ドリトル』『運命の人』などを手掛けた橋本裕志のオリジナル脚本、そして、TBS連ドラ初主演となる松田翔太が満を持して 登場!! 共演は松岡昌宏、蓮佛美沙子ミムラ吹越満遠藤憲一伊東四朗ら。家族揃って見ることができる、ミステリー&サスペンスをどうぞお楽しみ に!」
(公式サイトより)


『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』 4月19日スタート
TBS 毎週金曜午後10時~
原案脚本/櫻井武晴
脚本/藤井清美 丑尾健太郎
演出/岡本伸吾 渡瀬暁彦 川嶋龍太郎
出演/唐沢寿明 松雪泰子 松坂桃李 六角精児 入江甚儀 千葉雄大 福田彩乃 江田結香 阿部進之介 駿河太郎 でんでん JUJU 倍賞美津子 稲垣吾郎 ほか
「盗むことで、人を助ける
正義の泥棒がいる。」

4月クール 金曜ドラマで
唐沢寿明・松雪泰子・松坂桃李
倍賞美津子・稲垣吾郎
世代を超えた超豪華5人の共演が実現!

主演の唐沢寿明は18年ぶりのTBS連ドラ出演!
タイトルは
「TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~」
表の顔は、大学教授・警察官・警備会社の男たちが、
史上最強の大泥棒軍団「TAKE FIVE」を結成!!
彼らのテーマでもある“愛”のある盗みが繰り広げられる!


2013年4月クールの金曜ドラマ(金曜よる10時)で 『 TAKE FIVE 』 を放送する事が決定した。
注目なのはその出演者陣。唐沢寿明・松雪泰子・松坂桃李・倍賞美津子・稲垣吾郎といった、まさに日本を代表する超主役級の役者陣の世代を超えた共演が実現。
また、オリジナル作となる今作の脚本家は櫻井武晴。近年『ATARU』や『相棒』など大ヒットドラマを立て続けに書き上げている注目の脚本家の最新作としても期待がかかる作品だ。

今回主演となる唐沢寿明は、何と18年ぶりのTBS連続ドラマ出演となる(「輝け隣太郎」以来)。
これまで、様々な役柄に扮してきた唐沢が今回演じるのは、表の顔は大学教授、そして裏の顔は、伝説の大泥棒「TAKE FIVE」のメンバーという男・帆村正義。正義の口癖は「盗みは人を不幸にする。でも盗むならそこには愛が必要だ!」

「TAKE FIVE」は悪い奴らから大金をせしめる、風変わりなポリシーを持ったちょと憎めない泥棒団。20年前まで父親と共に「TAKE FIVE」と呼ばれる史上最強の窃盗団のメンバーとして泥棒をしていた正義だったが、ある出来事がきっかけで「TAKE FIVE」を引退し、現在は都内の大学で心理学の教鞭を執る大学教授として真っ当な生活を送っている。
ところがある日、謎のホームレスの女から渡されたレオナルド・ダ・ヴィンチの名画の写真をきっかけに、封印していた泥棒としての道へ突き動かされていく―。
正義は5人の仲間を集め「TAKE FIVE」が再び立ち上がる!

唐沢を中心にとりまくキャスト陣も豪華ラインナップが勢揃いした。
松雪泰子演じる笹原瑠衣は、警察官だった父が窃盗事件をきっかけに死亡してしまった過去を持ち、窃盗行為を心の底から憎み、正義たち「TAKE FIVE」と対峙していく刑事。しかし、正義が父の敵の息子であることは、まだ知らない。松雪もTBS連ドラは『砂の器』以来、9年ぶりの出演となる。
松坂桃李演じる新美晴登は、表の顔は警備会社の社員。しかし実は天性の“忍び込み師”で、最初は正義をライバル視するも、「TAKE FIVE」へと加わる若き泥棒。人気・実力ともに今最も注目されている若手No1俳優の松坂だが、このドラマが記念すべきTBS全国ネットの連ドラ出演作 品となる。
倍賞美津子演じるのは、ホームレスの女性。何の目的のためなのか「TAKE FIVE」を封印していた正義の前に現れ、正義を再び泥棒稼業へと促そうとするナゾの女だ。
そして、稲垣吾郎演じる岩月櫂は、瑠衣と同じ警察側に身を置く人間。潔癖症で高い情報収集能力を持つ男だが、突然の左遷をきっかけに窃盗団として再び動き出した正義たちに近づいていき「TAKE FIVE」に加わる事に。その裏で、ある事件の真相を追っていく。

さらに、正義同様20年前まで「TAKE FIVE」のメンバーで、再び正義と行動を共にする南真一役に六角精児。「TAKE FIVE」の元メンバーを祖父に持ち新たな仲間として加わる新米・火岡均役に入江甚儀。瑠衣の部下で行動を共にする若手刑事役・矢野昇太郎役に千葉雄大。 正義の研究室の大学院生・柿沢なな役に、ものまね女王としても大注目をあびている福田彩乃といった、個性ある“旬”な役者陣が勢揃いし、ストーリーを盛り 上げる。

「TAKE FIVE」は世間からは疎まれているが、喧嘩したり笑いあったり、時には恋をして一人の女性を取り合うことも…。それは警察と窃盗団という、あってはならない関係の恋なのか、はたまた親の敵の息子を好きになってしまうのか…宿命の恋からも目が離せません!

20年前に史上最強と謳われた窃盗団が解散した本当の理由とは?
正義を再び泥棒へと駆り立てたダ・ヴィンチの名画にはどんな秘密が隠されているのか?
謎のホームレスの女の正体は何者で、女は一体何故、正義に絵画の存在を示したのか?
瑠衣の父親の死の真相とは?
警察に身を置きながら、一人謎の行動を取り、正義に近づいてくる岩月の目的は何なのか?
様々な謎と人々の思惑が交差しながら「TAKE FIVE」が、今春、週末の夜に響き渡る!!」
(公式サイトより)


『刑事110キロ』 4月25日スタート
テレビ朝日 毎週木曜午後8時~(第1話・第2話は午後7時58分スタート)
脚本/石原武龍 尾西兼一 ほか
監督/黒沢直輔 石川一郎
出演/石塚英彦 中村俊介 星野真里 石丸謙二郎 陳内将 石井トミコ 井上和香 竹下景子 高畑淳子 ほか
町の人気者おまわりさんは名刑事だった!? 超~大きな1年生刑事が登場!

 主人公・花沢太郎は、京都市内のとある交番勤務の警察官。頼まれもしないのに観光客に道を教えたり、泣いてもいない子どもを「迷子だ!」と保護したり、お年寄りの持つ小さな荷物を無理やり運んだり、一見、単なるおせっかい巡査だ。
 しかし、観光客がなぜ道に迷っているとわかったのか…!? なぜ迷子だと見抜いたのか…!? お年寄りの荷物がなぜ“重い”と直感したのか…!? その裏には、鋭い洞察力と人間観察力が隠されていた!

 そんな花沢の能力を見抜いたひとりの女が、彼の運命を変えた! その女性とは、京都府警で初の女性捜査一課長となった錦織玲子。とある事件を通じて、その才能を見い出した玲子が周囲の猛反対を押し切って、花沢を“捜査一課長付き刑事”として抜擢したのだ!

京都府警の最終兵器になるか!?  脂肪のコートを身にまとった人情派刑事!

 玲子が認めた、花沢の武器とは…『交番勤務で鍛え上げられた、鋭い洞察力と人間観察力』、『デブであるがゆえに、人の懐にするりと入りこむ人心掌握力』、『刑事1年生であることを意に介さず、現場にズカズカ乗り込む鈍感力』の3つ。
 外見はまるで刑事に見えないが、それを逆手に愛用の水筒付きリュックを背に巨体を揺らしながら真実に迫る花沢の姿は、ユニークで痛快! 毎週、胸がすくような活躍を見せていく…!

これまでの『木ミス』に新風を吹き込む、様々な仕掛け!

 実は…玲子が、花沢を抜擢したのには、もうひとつ理由があった…! それは、殺人の前科を持つ女・あかねの存在。玲子が一刑事だった時代に扱った事件だが、当時の捜査は正しかったのかと、ずっと心に引っかかっていたのだ。
 事件を本当に解決するためには、警察組織に浸かりきっていない、曇りのない目が必要と信じる玲子は、いわば“最終兵器”として花沢を選んだのだ。
 毎回、“一話完結”で花沢の活躍を見せながらも、最終話までにこの“あかねの事件”の全容も明らかにしていくという、スタイルを展開! スタートから最終話まで目が離せない…!!

 また、“捜査一課長付き”という特殊任務の花沢が扱う事件は多岐に渡る。殺人事件だけでなく、さまざまなタイプの事件に関わっていくことで、こ れまでの「事件」→「捜査」→「解決」という、木曜ミステリーの一般的なスタイルを打ち破る展開で見せていく回も登場するので、見逃せない!」
(公式サイトより)

事件か?……さあ~、暗躍だ!
一癖も二癖もある陰険な刑事(デカ)がボルチモアには揃っている。
ハリス。バンファザー。ギャフネー。
捜査に銃はいらない。
コネと根回しを頼りに圧力をかけ、部下に気持ちよく命令させてもらう、それが俺達刑事(デカ)の仕事だ。
俺達は、推理ドラマや派手なアクション・ドラマなんて信じない。信じるのは、厭味な人間の政治ドラマだ。