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砂時計の気まぐれ倉庫

過去にどこかに書いた文章の気まぐれな再録が中心です。

鞍馬六郎の本棚(世界探偵小説全集編)

(2008年8月3日にアップしたmixi日記の再録です)

映画やドラマにミステリファンの部屋が登場した時、彼もしくは彼女の本棚についつい目が引き寄せられる、という経験はないだろうか。そこにハヤカワ・ミステリが並んでいるのを確認すると、にやりとしたものだが、これからは 『世界探偵小説全集』 も揃えてほしい。それだけで 「こいつ、好きだな」 と判る。
(「世界探偵小説全集」第4期推薦文・有栖川有栖「お楽しみはまだまだ続く」 http://www.green.dti.ne.jp/ed-fuji/sekaitan4.html より)

 ドラマ『33分探偵』で警部を演じている高橋克実氏が私立探偵役で登場したドラマ『相棒』シーズン5・第10話「名探偵登場」では、探偵事務所にハヤカワ・ミステリが置いてあったと記憶しています。
 ポケミスが小道具として使われていた探偵ドラマはかなり古いものを含め他にも見た憶えがありますが、国書刊行会の世界探偵小説全集が映像作品に登場したのは、おそらくゆうべの『33分探偵』が初めてではないでしょうか(いや、そんなことないよ、という方がいらっしゃいましたら、お教えいただけると幸いです)。

 録画を見直して確認できたこの叢書のラインナップは次の通り(画面上、左から順に)。頭の番号は全集中の通し番号です。

1.薔薇荘にて(A・E・W・メイスン)
2.第二の銃声(アントニイ・バークリー
3.Xに対する逮捕状(フィリップ・マクドナルド)
4.一角獣殺人事件(カーター・ディクスン
5.愛は血を流して横たわる(エドマンド・クリスピン
7.見えない凶器(ジョン・ロード
8.ロープとリングの事件(レオ・ブルース)
6.英国風の殺人(シリル・ヘアー)
9.天井の足跡(クレイトン・ロースン)

 (画面切り替わって)

40.屍衣の流行(マージェリー・アリンガム)
43.魔王の足跡(ノーマン・ベロウ)
44.割れたひづめ(ヘレン・マクロイ)
45.魔法人形(マックス・アフォード)
34.警察官よ汝を守れ(ヘンリー・ウエイド)
42.テンプラー家の惨劇(ハリントン・ヘクスト)
38.ストップ・プレス(マイクル・イネス)
37.塩沢地の霧(ヘンリー・ウエイド)
39.大聖堂は大騒ぎ(エドマンド・クリスピン
11.死が二人をわかつまで(ジョン・ディクスン・カー
12.地下室の殺人(アントニイ・バークリー
19.甘い毒(ルーパート・ペニー)

 必ずしも通し番号順で並べられてはいないようなので、抜けがあるのか、それとも画面に映っていない部分も含めると全部揃っているのか、そこらへんははっきりしません。
 オープニングタイトル中の乱歩を含め、古本も結構ありそうな鞍馬六郎探偵事務所の本棚。本好きの人はその点に着目して観るという楽しみ方もできるかもしれません。