砂時計の気まぐれ倉庫

過去にどこかに書いた文章の気まぐれな再録が中心です。

『虚無への供物』と『33分探偵』

(2008年9月28日にアップしたmixi日記の再録です)

 これまでにも小栗虫太郎作品やアントニイ・バークリー作品やジョイス・ポーター作品やコリン・デクスター作品などを連想してきたが。 

 最終回を観てようやく悟った。 

『33分探偵』って中井英夫『虚無への供物』だったのか。 
(どこがどうというのはネタばらしにつながるので書かない) 

 それも『虚無への供物』そのままではなく、犯人と探偵を反転させることで「名探偵の存在理由とは何か」という問いに一つの答を示してみせたアンチ・ミステリー。 

  



 なーんてテキトーなことを書いてみる……。